1992年10月4日、
オランダ王国アムステルダムの
スキポール空港から離陸した
イスラエルの
エル・アル航空の、
ニューヨーク発アムステルダム経由
テルアビブ行きの
ボーイング747型貨物機(機体記号4X-AXG、
1979年製造)が離陸6分後に、主翼とエンジンを繋ぎとめているピン(ヒューズピン)が金属疲労により破断した為右翼の第3エンジンが脱落した。そのうえ、隣の第4エンジンに接触したため右両エンジンを失い翼の前縁が破壊された。1862便はスキポール空港に引き返そうとしたが、滑走路にたどり着く前に壊れた翼の揚力不足が原因で操縦不能に陥り、異常発生から8分後にアムステルダム郊外ベイルマーメーア地区の高層アパートに墜落し、乗員3人乗客1人とアパートの住人43人の、総計47人の犠牲者を出した。
エンジン脱落直後、翼の前縁が破壊されたが巡航速度であったため辛うじて揚力が確保されていた。しかし、着陸態勢に入り速度を落とすと揚力が減少し右の翼のみが失速し右旋回しながら墜落した。