前合わせは五つボタンが一般的であるが、七つボタンのものや
ホックや
ファスナーで留めるタイプもある。袖ボタンは2個が基本だが、1個や3個、ボタンなしを標準とする学校もある。また袖口やポケットなどに
ステッチや
蛇腹のパイピングをあしらう例もあり、バリエーションは数多い。ボタンは金色の場合が多いが、学校によっては銀色や黒色が用いられることもあり、
校章など独自の意匠が配されるのが通例である。
詰襟タイプの男子学生服は
学ランとも呼ばれる。学ランの「ラン」は
和蘭陀の「ラン」を指し、江戸時代に洋服を
蘭服と呼んでいたことに由来するという説がある。つまり呉服(中国由来のスタイルの服=今で言う和服)に対しての蘭服(西洋の服)として、
蘭学同様鎖国中は和蘭陀が西洋全てを代表する名前となっていたためである
。その後隠語として生き続けた後、昭和50年代に
漫画で「ガクラン」と称したことによって再び世間に広まり一般的な呼称となっている
[[外部リンク] 岡山県アパレル工業組合HP「アパレルQ&A」 > 学生服より。]。1980年代前半頃、「ガクラン」は長ランなどの変形学生服を指す限定的な用語として使用することもあった
[「ガクラン追放マーク」『朝日新聞』1982年6月11日付朝刊、8面より。以下に、記事の一部を引用しておく。「えりを異常に高くしたり、上着の胴を極端にしぼってすそをやたら長くしたりした服は『ガクラン』と呼ばれ、非行につながるとして問題になっている。このため、日被連は『そで口のボタンは二個、上着のポケットラインは水平』などの標準を定め、これに合わない服は作らず、売らない方針を申し合わせた。」]が、現在は詰襟の学生服全般を指す。