強制収容所(きょうせいしゅうようじょ、英:concentration camp、独:Konzentrationslager、露:)は、
戦争時における国内の敵性
外国人や、反政府主義者など、その時の
政府が敵対視する者などを
治安の維持のため強制的に
財産などを没収の上施設に収容することがあるが、そのための
施設のことである。強制収容には、彼らに
スパイ活動や
破壊活動をさせないということと、不必要に彼らが
迫害や
暴力の犠牲にならないようにという二重の意味があるといわれるが、これまであった強制収容所のありようから考えればそれが後者の意義から設けられたことはほとんどないに等しい。
スターリン時代には、強制収容所の被収容者たちは国家の工業化のための奴隷であり、罪のない人々が囚人に
でっち上げられ、気温は零下60度にも下がる極寒のシベリアで飢餓に追いやられたが、スターリンは知らん顔であり、さらに反共のウクライナ農民を粛清あるいは強制収容所で過酷な農業で餓死に追いやるという
ホロドモールを行った。スターリンはレーニンの発明した強制収容所に反対派を収容して、レーニンが行った飢餓による虐殺をスターリンもウクライナ農民に行ったために、『スターリン主義はレーニン主義の延長線上』と呼ばれる。
第二次大戦中の強制収容所といえば、一般には
ナチス・ドイツによる強制収容所(Konzentrationslager、略称: KZ)が有名である。この時の主な被収容者は
ユダヤ人や精神障害者、
同性愛者、政治犯であり、最終的には
ホロコースト(
ジェノサイド)を目的としていたとされる。政治犯対象の強制収容所のみ例外で、ここは
ガス室ではなく、
泥炭地での過酷な強制労働が中心だった。ドイツ国内、それもオランダ国境に近い東
フリースランド地方に設置された。他の収容所はほとんどがドイツ国外にあった。多くはドイツの敗戦により解放されたがドイツ国内のブーヘンヴァルト強制収容所のみ囚人らの武装蜂起によって解放されている。