近年まで情報公開の観念がなかったため、日本政府の各官庁で作成された公式文書を保する
国立公文書館ができたのは
1971年である。日本初の公文書館は
1959年の
山口県文書館であるが、情報公開のためではなく歴史資料の保存目的で設立されている。一般的に、公文書館は
古文書など純粋に歴史的価値の高い資料を保存する「書類の博物館」的な役目と、県政などの重要な公文書を保管する「書類の金庫」的な役目を持つ。
国民の
知る権利が存在する一方で、文書を公開することにより「プライバシーの侵害」が引き起こされる恐れがある。公文書を扱う
アーキビストは情報公開する前に、情報の内容が公開に相応しいものであるかを審査する義務がある。とくに文書の内容が国家
機密や国家安全に関わるものについては慎重にならざるを得ない。