情報処理と通信は、歴史的にも当初より密接な関係があったが、別の分野としても扱われていた。しかし
1990年代の
インターネット、
携帯電話、
携帯情報端末などや、それらをインフラとした各種のサービスの普及は、情報処理と通信の境界を下げ、ITという表現も一般化した。ITは今日では、各種情報の
収集・
加工・
通信や、その保管・共有などに不可欠な存在となっている。
折りしも当時は「
IT革命」の全盛期で、情報通信機器を駆使した各種技術や製品が数多く誕生しており、
産業革命以来の人類の大革命ともてはやされ、世界経済のみならず不況下にあった日本経済の牽引役となった。しかし、ITが効果を上げたとしても短期的、中期的には
デフレーション要因であり、景気回復の決定打にならないという意見も存在した
[宮台真司・宮崎哲弥 『M2われらの時代に』]。