小規模な火災の場合は
ボヤ(小火)と呼ぶ。また、家屋の燃え方によって
半焼・
全焼の区別がある。これに対して大規模な火災は
大火(たいか)と呼ばれ、消防
白書では33,000平方メートル(1万坪)を超える焼失面積を生じたものを区別しこう呼んでいる。木造家屋が多い日本では
江戸時代より大火が多く、
明暦の大火など
江戸市街の相当部分を焼失する火災がしばしば発生した。近代では
函館市の大火(
1907年、
1934年)や、
1923年(
大正12年)の
関東大震災や
1995年(
平成7年)の
阪神・淡路大震災による大火が有名である。地震や空襲による火災は複数箇所で火災が発生しそれが一つになって大火となる場合が多い。
プロパンガスなどを使用している場合や
燃料など
可燃物を設置している場合などは、
ボンベの爆発等による危険を伴う。
放火については、
刑法上、
殺人と同じ刑が定められている(
殺人罪・
現住建造物等放火罪ともに
死刑又は無期若しくは5年以上の
懲役)が、殺人年間件数約1,300件に対して、放火年間件数は約8,000件と数倍にのぼっている。なお、放火(現住建造物等放火)犯を殺人と同様に重く罰するのは木造の長屋が大半だった江戸時代からの流れをついでいる。江戸の当時、一度火がついたらおりからの風にあおられてたちまち延焼し、大火を引き起こした(
江戸の火事)。特定個人の生命に危険を及ぼすのみならず、不特定多数の生命、身体や財産、すなわち公共の安全をも脅かし、多くの人々の生活基盤を根底から崩壊させたからである。
月別に見てみると、2月・3月に多い。これは、乾燥した
気象条件の時に火災が発生しやすいからであり、実効湿度・風速と火災発生件数は
相関関係にあることが判っている。そこで、毎年この時期に「春の全国火災予防運動」が実施されている。