東北新幹線は最高速度が210km/hから240km/hに引き上げられ、
「やまびこ」が22本、「あおば」が14本増発された。さらに、一部の「やまびこ」は、停車駅を大宮駅・
福島駅・
仙台駅などに限定し、上野駅〜仙台駅間を最速1時間57分、上野駅〜盛岡駅間を最速2時間45分で結ぶようになった。これにより、
羽田〜
仙台など、「ドル箱路線」だった航空路線のいくつかが廃止された。また、
水沢江刺駅・
新花巻駅が新たに開業した。
東海道新幹線・
山陽新幹線でも若干の変動があった。東海道新幹線ではそれまでの1時間に最大で「
ひかり」が5本・「
こだま」が5本走る
5‐5ダイヤを見直し、利用不振の続く「こだま」を削減して代わりに「ひかり」を増発した
6‐4ダイヤが採用される事になったのである。そして「こだま」削減の代わりに
新横浜駅停車、あるいは
熱海駅〜
浜松駅間の1・2駅に停車する「ひかり」(俗に「
ひだま」とよばれた)が大幅に増やされた。また「ひかり」の余裕時間を見直したことから、東京駅〜新大阪駅間を最速列車は3時間8分で走るようになり、
1965年(昭和40年)11月1日の改正時以来19年半ぶりに同区間の所要時間が短縮されている。
この改正では、新幹線が大宮駅発着の暫定開業ということで一部残されていた東北本線・上越線の優等列車や、車両が陳腐化した上に利用が低迷していた
寝台特急や昼行・夜行の急行列車などが削減された。また、新幹線大宮暫定開業時から運転していた「
新幹線リレー号」が使命を終えたため、それに使用していた
185系電車200番台は当初の予定通り、東京近郊に残されていた急行列車の特急格上げに当てられた。そして同車両を使用した特急は、50km以内では従来の急行列車の料金と同一にするとともに
定期乗車券での乗車も可能にし、「
新特急」の称が与えられた。しかしこの「新特急」の中には急行列車時代よりも停車駅が増加したものがあり、更に185系電車の内装が他の特急車両と比較すると見劣りが隠せないものであったため、口の悪い人からは「最悪の特急」と呼ばれる事になった。このダイヤ改正で新設された「新特急」は下記の通りである。